株式会社インターテック様
株式会社インターテック
- 代表取締役
- 石谷昇太様
- サイクル用品の輸入販売
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-30-8 ダヴィンチ千駄ヶ谷2F
ご利用いただいたサービス:社会保険のアウトソーシング、給与計算、就業規則の作成、労務相談
1.二代目経営者として、そして就任直後の悩みについて
もともとは大手企業に勤務しており、海外勤務も可能なことから家業を継ぐことは考えていませんでした。
そんな中転機が訪れ、弊社に入社することになります。当時は父が代表取締役でしたが、いずれバトンを受け継ぐことを意識しつつ、まずは会社のことを把握することに全力を注ぎました。
しばらくして父が長い闘病生活の末に他界しました。入社当初に、予想していないタイミングで代表取締役に就任することになります。
当初は代が変わることで、全員がより一致団結すると考えていました。
しかし、実際には逆にこれまでの不満が一気に噴出する形となりました。
これを機にこれまでのいい面を引き継ぎつつも、人事労務の制度について見直すべきところについては、見直そうと決断しました。
2.就任直後に社労士に相談したこと
もともと父の代から労務顧問契約をしていたのですが、自分が経営者になってまず見直しに着手したのが「退職金制度の廃止」です。
退職金制度は、社員にとって税制優遇という点でメリットがあります。一方で退職時まで恩恵を受けることができないため、会社と社員のエンゲージメントを高める効果があるのかと考えた結果、廃止しました。
これが一番最初に相談した事案です。
退職金制度を廃止するにあたり、どのようなスケジュールで進め、またどのようなことに注意点すべきかについて相談をし、無事解決できました。
3.社会保険、給与計算のアウトソーシングについて
社会保険手続と給与計算は、会社にとってのインフラかつとても重要な業務であるものの、自分たちが注力しなくてもよいのでとても助かっています。
また現在バックオフィスについて、少しずつペーパーレス化を進めている中で、給与計算をクラウド化するための提案があり、実際にクラウドに切り替えることで給与明細がWEB明細に変わることでペーパーレスを一つ実現することができました。
4.労務相談について
就業規則の見直し、社員の雇用に関する問題に至るまで相談することがそれなりにあります。
最近ではインフレ手当の導入を検討したときに、世間の動向に関する見解や関連資料の提供を受け、これらを踏まえて導入の是非を検討しました。
その他、ここ最近の課題として、採用後に面接でのギャップを感じることがあり、結果として定着率に少なからず影響があります。
そこで、これまでは中途採用がメインでしたが、今後は新卒採用を中心に採用活動に切り替えることにしました。そんな中で未知の領域である新卒採用を進めるにあたり、どのような書類を交付するかなどを相談できる窓口があるので安心して採用活動ができます。
インターテックさんは、「ヨガ」および「自転車関連のギア」を国内外からマーチャンダイズし、そして販売されています。
ヨガと自転車の二つの分野では常に新しい提案者でありたいとの思いと、これと並行して新しいアクティビティを提案していきたいとの二つの思いがあるとのことです。
二代目に代替わりし、逆境を経験しつつ、毎月全社員と面談を行うなど、サーバント型リーダーシップの下でこれまでのいい面を引き継ぎながらも、すこしずつ大きく背伸びをせず、まずはできることから着実に改革を進められているのが印象的です。