初めての方向け「無期転換ルール」とは!?
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2026.04.01
会社が知っておきたい!「無期転換ルール」の基本をやさしく解説します。
有期契約労働者が安心して働き続けるための「無期転換ルール」をご存知ですか?。
これは、労働契約法の改正により定められた、雇用に関する大切なルールのことです。
1.無期転換ルールとは?
同じ会社との間で、有期労働契約が5年を超えて反復更新された場合に、働く人からの申し込みによって、期間の定めのない「無期労働契約」に切り替わる仕組みです。
このルールは、パートタイマー、アルバイト、契約社員など、名称を問わず雇用期間の定めがあるすべての方(有期社員)が対象となります。
2.権利が発生する「3つの条件」
無期転換の申し込みをする権利(無期転換申込権)が発生するには、次の3つの要件を満たす必要があります。
①有期労働契約の通算期間が5年を超えていること
※同一の会社との契約を合計した期間が5年を超える必要があります。なお、通算のカウントは平成25年4月1日以降に開始した契約から始まります。
②契約の更新回数が1回以上であること。
③現時点で同一の会社と契約していること。
5年を超えた後の契約期間中に働く人が申し出ると、会社は承諾したものとみなされ、断ることができません。後々のトラブルを防ぐため、申し込みは口頭ではなく書面で行うことが推奨されています。
3.無期転換のメリット
働く人にとっての「雇用の安定」はとも重要な問題です。
契約満了による不安が解消されることで、安定的かつ意欲的に働くことができ、長期的なキャリア形成も可能になります。
また、会社にとっても、業務に精通した戦力となる人材を長期的に確保できるという大きな利点があります。
4.制度導入に向けて
会社側は、まず有期社員の就労実態を把握し、転換後の役割や労働条件を検討した上で、就業規則などの社内制度を整備していく必要があります。
また、国は「キャリアアップ助成金」などを通じて、企業の円滑な制度導入を支援しています。
無期転換は、働く人と会社の双方がより適切な雇用関係を築いていくための前向きな取り組みなのです。
詳しい情報は「有期契約労働者の無期転換ポータルサイト」でも確認できます。


